診療科目 形成外科

5月 21st, 2011

形成外科と整形外科の違いをご存知ですか?
美容外科というのもありますよね。さらに「美容整形」と言ったりもするので、混同してしまっている人もいると思います。

形成外科とは、外傷や病気などによって失われた、身体の見た目や機能を正常に近づける処置をする診療科目です。
例えば、交通事故や火傷などで皮膚がはがれてしまった場合や、顔の骨が折れて顔が歪んでしまっている場合、手術の傷痕を目立たなくする、乳がんの手術後に乳房を作る…なども形成外科の領域です。
また、先天的な身体の表面の異常(手足の指、耳、鼻、口、まぶた、性器など)あざも、形成外科で治療します。

整形外科は、捻挫、打撲、骨折、腰痛、関節痛など、骨や筋肉や脊髄の「機能回復」を主に目的とした治療を行います。
整骨院、接骨院と混同する人もいますが、整骨院は柔道整復師という人達が行なっている施術所で、医師が治療をしているわけではありません。

美容外科も形成外科の一分野です。
病気や異常ではないけれど「さらに見た目を美しくしたい」という要求に応えたものです。
形成外科の治療を、先天性の異常や病気ではない、健康な人に行うことになるので、こちらは保険がききません。

この3つの診療科目は、相互関係にあり、役割が重複している部分もあります。
整形外科でも見た目重視の処置をすることもありますし、美容外科の技術は形成外科のものです。
また美容整形を行っていない形成外科でも、美容手術を受けた後の後遺症には対応していたりします。

例えば身体の機能が正常に回復しても、身体の一部が欠損してしまったり、傷跡が残ってしまった場合、日常生活に支障が出たり、あるいは女性であればコンプレックスになったりもします。
機能だけではなく、人が社会生活を営むためには、見た目も大切ということですね。
人がより良く、幸せに生きるための診療科目ともいえるでしょう。

形成外科は直接生死に関わる治療をする診療科目ではありませんが、それだけに形成外科に勤める看護師には、デリケートな気遣いや対応が求められています。

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