診療科目 胃腸科

5月 19th, 2011

「胃腸科」は、消化器科の中の、特に胃腸を専門に扱う診療科目です。
消化器科は人体の口から肛門までの消化管と、これに関係する肝臓やすい臓などに生じる病気を扱う専門科です。

その中でも、もっとも患者にとって馴染み深いのは、胃腸科かもしれません。
その理由として、自覚症状が出やすい臓器であることがあげられます。
胃は大変ストレスに弱い臓器といわれ、胃痛が持病のようになっている人も多いです。
胃痛まではいかなくとも、殆どの成人が胸焼けや胃もたれなどを経験したことがあると思います。
腸も腹痛という自覚症状の出やすい臓器です。大人から子供まで、腹痛と無縁…という人は珍しいかもしれません。

胃痛や腹痛といっても、その原因はさまざまです。
「ただの食べ過ぎ」「最近仕事でストレスが」「冷えたかも」のように、自己判断してしまいがちなのも胃腸の症状です。
「いつものことだから」と、病院に行かない人も多いようです。
安易な受診は避けるべきですが、あまり我慢しすぎるのもよくありません。

胃の病気の代表的なものとしては、急性胃炎、慢性胃炎、神経性胃炎、胃潰瘍、胃ガン、胃ポリープ、胃けいれん、胃下垂などがあります。

腸の病気の代表的なものとしては、急性腸炎、慢性腸炎、腸閉塞、虫垂炎、大腸ポリープ、過敏性腸症候群、大腸がん、そして女性には特にお馴染みの便秘などがあります。

患者は「痛い」という自覚症状はあっても、それがどの病気にあてはまるのか、判断することは難しいのです。
症状によって処置も変わってきますので、自己判断せずに病院を受診しましょう。

内科治療から、外科治療に移行するケースもあります。
その場合は胃腸外科という科になります。
昔は胃潰瘍の手術も多かったのですが、最近では内科的薬物療法の進歩で、一部の症例を除いて、胃潰瘍で手術をするということはほとんどなくなりました。

胃腸科に勤務する看護師は、内科の中でも特に胃腸に関する症状や処置の知識や経験を積むことになります。

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