診療科目 器官食道科
器官食道科…あまり聞きなれない診療科目かもしれません。
気管支や食道の、異物や腫瘍を見る内科の専門分野です。
個人病院では、耳鼻咽喉科と一緒になっている場合もあります。
器官食道科を受診する主な病気は、長期にわたる咳や喉の違和感、気管支炎、食道ガンなどです。
また魚の骨が刺さった、子供が異物を飲み込んで喉につかえてしまったなどの場合も、器官食道科を受診します。
呼吸と食事という、生物の基本的な生命活動維持のために必要な器官を担っている部分が、器官と食道です。
会話をする際の発声や、歌の好きな人にとっては歌を歌う時にも、大切な器官です。
器官食道科は、これまで呼吸器内科(外科)消化器内科(外科)耳鼻咽喉科と、各診療科に分かれていたものを、総合的にとらえて治療していくために作られた、比較的新しい診療科目です。
日本気管食道科学会は、呼吸器内科(外科)消化器内科(外科)耳鼻咽喉科など、各領域の疾患を統合して研究する組織です。
従来の診療科の枠を越え、より良い医療への還元を目指しています。
そのために、気管食道科専門医の認定をすすめ、気管食道科領域の専門的診療の充実をはかっています。
これに伴い、器官食道科に勤務する看護師にも、トータルな知識と技術が必要とされてきます。
元々隣接して、相互に連動して影響しあっている身体の器官であるのに、診療科目が分かれていて、効率が悪くなっている…ということは、他にもたくさんあるようです。
もちろん専門分野に特化して研究することも大切なことです。それによって進化した医療技術もたくさんあります。
人間の身体全てを、トータルで考えることができれば理想的ですが、そうするためには、あまりにも複雑にできているのが人体です。
体調が悪く、病院で受診したのに原因がわからず、色々な診療科目をたらいまわしにされた経験のある人も多いと思います。
それは、各診療科目が専門的に特化してしまっていることの、弊害ともいえるのではないでしょうか。
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